第8回虹橋国際経済フォーラムの「投資中国」自由貿易試験区特別PRイベントが6日に行われた。 中国では2013年に初めての自由貿易試験区となる上海自由貿易試験区が誕生。それ以降、自由貿易試験区は東西南北・中部を幅広くカバーし、沿海地域、内陸地域、国境地域を統合する開放構造を形成し、国の重要戦略を支える拠点となっている。 国連工業開発機関(UNIDO)戦略計画・南南協力局の姚申洪局長はデータを用いてこの成果を裏付けた。「国家レベルの自由貿易試験区は中国の国内総生産(GDP)の約12%、全国貿易額の20%を担っている」と述べた。 データの背後には、自由貿易試験区の「先駆けた試行、大胆な模索」という制度面でのイノベーション精神がある。 西部と国境地域の自由貿易試験区はそれぞれの優位性を活かし、差別化された産業発展の道を歩み、中国国際輸入博覧会(輸入博)の舞台で独自の魅力を示している。 重慶市と四川省の自由貿易試験区は成都・重慶地区2都市経済圏の共同構築で力を合わせ、電子情報、設備製造、先進素材などで1兆元(1元は約21.5円)を超える現代産業クラスターを形成した。陝西自由貿易試験区は「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設に深く関わり、港湾・貿易・産業が融合した国際物流ハブを構築し、農業・種苗業分野の国際経済貿易交流と生産能力協力を展開している。黒竜江自由貿易試験区は「氷と雪の大地」を豊かな土地に変え、氷雪経済の生産額は3000億元を突破した。 新疆自由貿易試験区は独自の地理的優位性と資源賦存を活かし、ユーラシア大陸の産業チェーン・サプライチェーン協力の重要拠点へと発展している。雲南自由貿易試験区は南アジアと東南アジアを結ぶ連結拠点を建設中で、グリーンエネルギー、デジタル経済、ヘルスケアなどの産業分野の整備を推進している。 広西自由貿易試験区は「唯一の国境地域と沿海地域に位置する自由貿易試験区」として、ASEAN向けの人工知能(AI)産業の先進地を建設中で、中国-ASEAN人工知能応用協力センターにはすでに16社の外国企業が進出している。
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