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中国とシンガポールがビザ相互免除 

 

中国とシンガポールのビザ(査証)相互免除がついに実現することになった。25日の中央テレビニュースによると、中国とシンガポールの入国から30日以内の短期滞在ビザを相互に免除するとした政策が、2024年2月9日(旧暦の大晦日にあたる日)に正式に発効する。

ビザ免除のニュースが伝わると、一部の旅行プラットフォームでは瞬く間に「シンガポール」の検索件数が350%増加し、「シンガポール春節」も187%増加した。

旅行サイト・「Qunar.Com」のまとめたデータによると、このニュースが伝わった後では、シンガポール行きの航空券やシンガポールのホテルの検索件数が大幅に増加した。うちホテルは発表前の4倍増になり、今も増加を続けている。シンガポールは春節(旧正月、2024年は2月10日)の人気旅行目的地ランキングで5位になった。出発都市を見ると、上海、広州、北京、杭州、厦門(アモイ)からの人が多い。

携程旅行網のプラットフォームでは、シンガポールのリアルタイム検索件数が増加を続けた。ニュースの発表から10分で、シンガポール関連の旅行商品の人気度がその前に比べて30%以上増加し、引き続き増加傾向にある。旅行旅行予約サイト・「Trip.com」ではシンガポールの観光客の中国関連キーワードの検索件数もその前に比べて20%以上増加した。携程のデータを見ると、24年1月24日現在、24年春節連休期間の中国の観光客のシンガポール旅行の予約件数が前年同期より14倍増加した。

シンガポールは中国の海外旅行の人気目的地で、中国はシンガポールのインバウンドの重要な観光客出身国だ。公開されたデータによると、23年1-9月には、シンガポールを訪れた中国の旅行者は延べ100万人に達し、19年同期の35%の水準まで回復し、中国はシンガポールのインバウンド観光客出身国の2位にも返り咲いた。

今回のビザ免除により、東南アジアのゴールデン観光ルートとされる「シンガポール・マレーシア・タイ」3ヶ国がすべて、中国の観光客に対してビザを免除したことになり、春節期間にこの3ヶ国に行きたくなったらすぐに行けることがまもなく実現する。これから中国・シンガポール間の観光業がさらなる回復を遂げ、それにともなって中国のインバウンド市場の回復もスピードアップすることが予想される。

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