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中堅企業で「女性幹部経営者」の割合は伸び悩み最新調査

会計事務所・グラントソントンが8日に発表した中堅企業の「女性幹部経営者」に関する2023年版調査報告によると、世界の中堅企業の経営幹部における女性比率は32.4%となっている。この数字は長年、上昇し続けてはいるものの、その上昇カーブはゆるやかで、昨年の31.9%と比べるとわずか0.5ポイントしか上昇していない。このペースで行くと、2025年になっても、その割合はわずか34%程度にとどまるとみられている。

調査によると、中国の中堅企業において、女性幹部経営者が占める割合は、昨年の32.3%から今年は35.4%に上昇した。その最も多いポストを見ると、最高財務責任者(CFO)、取締役人事部長(HRD)、会社の実質的な経営者が4年連続でトップ3となっている。

グラントソントンは、19年連続で世界の女性の職場における発展と進歩を追跡調査している。初めて調査が実施された時、世界の中堅企業の経営幹部における女性比率は19.4%で、ここ約20年の間にその割合は13ポイント上昇した。ただ、過去1年は、0.5%しか上昇せず、ほぼ横ばい状態となっている。また、報告によると、経営幹部に一人も女性を登用していない中堅企業の割合は9%となっている。世界経済フォーラム(WEF)の2022年度版グローバル・ジェンダーギャップ・レポートでは、ジェンダーパリティの実現には、さらに132年かかると予測されている。

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