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職場での年齢の焦りはどこから? 35歳から30歳へ前倒し?

春の就職シーズンがやって来た。複数の就職支援プラットフォームを見ると、応募の条件として「30歳まで」を掲げる企業がある。この状況を前に、仕事を探している多くの人が「35歳だった職場の中年の危機が前倒しになった」とため息を漏らす。

企業が求人に際して若い労働力をより好むのはなぜか。ある製造業企業の人的資源のベテラン責任者である田文倩さんは取材に、「仕事の強度が高い一部のポジションについて、企業は年齢が高い社員は体力面で追いつかず、残業や休出ができないと懸念するのに対し、若い人にはパワーがあり、家庭の負担もなく、よりよく業務を遂行できると考えている。家庭内でやらなければならないことがたくさんある中年の社員は、企業からみれば『コストパフォーマンスが低い』存在だ」と述べた。

田氏は同時に、「特に一部の新興産業では、とりわけインターネット産業では、企業にとって、仕事の中で習得した技術と経験は実は最も重要ではなく、新しい知識や技術に基づく創造力とイノベーション力の方がより重要で、仕事の技能を磨くには時間の蓄積ばかりではなくなった」と指摘した。

取材でわかったのは、30歳前後で「年齢に対する焦り」を感じる労働者がますます増えていることだ――今の職場で淘汰される危機はないのか、再就職を目指す中で年齢が高いことを理由にまた拒絶されるのではないかと懸念する人が増えている。

求人サイトの智聯招聘もこのほど発表した「中高年求職者の雇用問題研究報告」の中で、「社員が知識を自主的にレベルアップする能力があるかについてより高い要求を打ち出す産業では、標準的操作または事務的作業を手がけてきた中高年の求職者は若い労働者または人工知能(AI)に容易に取って代わられる」と指摘した。

中国労働関係学院の張艶華准教授は、「人口ボーナスが減少し、高齢化が激しくなる背景の中、求人の『年齢のハードル』を取り払い、求職者、とりわけ中高年の求職者が平等な雇用チャンスを獲得するようにしなければならない。ポジティブな雇用促進政策を導入し、職業訓練や社会保険への補助金などの方法を通じて、雇用する側が雇用や求人に際して年齢による差別を行なわないよう誘導することを提案する」と述べた。

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