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中国の春節旅行が爆発的な伸び 日本は旅行先人気3位

2023年の春節(旧正月、23年は1月22日)が近づき、春節旅行市場には徐々に活況が戻っている。

今年の春節に伴う連休期間には、雲南省の景洪市、騰衝市、普洱市への旅行予約量が大幅に増加し、増加率は300-500%にもなった。海南省の陵水黎(リー)族自治県と瓊海市も増加率が70%を超えている。

このほか、春節連休期間の増加率が高く、コストパフォーマンスも高い旅行目的地には、西安(375%増)、張家口(274%増)、延吉(177%増)、紹興(156%増)、白山(136%増)、北海(126%増)、洛陽(114%増)、厦門(アモイ、103%増)、安吉(101%増)、舟山(99%増)などがある。

中国が出入国政策の最適化・調整を進めるのに伴って、海外旅行市場が全面的に回復しつつある。フランス、タイ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど各国の大使館や観光当局は微博(ウェイボー)で、中国人観光客への歓迎をアピールした。タイ国政府観光庁は「CHINA IS BACK(中国が戻ってきた)」と題したイベントを実施して中国人観光客を歓迎すると発表。23年1-3月に30万人を超える中国人観光客がタイを訪れると予測している。

今年の春節は出入国政策が最適化・調整された後、初めて海外旅行に行けるようになった連休であり、海外の観光地は3年ぶりに旅行市場に戻ってきた中国人観光客を迎えることになる。携程旅行網のデータによると、1月5日現在、春節7連休の海外旅行ツアーの予約は、前年同期比で540%増と大幅に増加し、予約1件あたりの旅行支出も同32%増加している。

今年の春節の海外人気旅行先上位10ヶ所は、オーストラリア、タイ、日本、香港特別行政区、マレーシア、米国、シンガポール、英国、澳門(マカオ)特別行政区、インドネシアとなっている。都市別ではメルボルンへの予約が前年同期の51倍以上になり、バンコクへの予約も同11倍以上になった。

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