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三菱商事と重慶市が戦略的協力合意 国際消費センター都市を構築

重慶市商務委員会は8日、三菱商事(上海)有限公司と戦略的協力合意に調印した。双方は今後、現代型小売業、金融、カーボンニュートラル、国際貿易物流、医薬ヘルスケア産業などの分野で協力を展開し、重慶が内陸部の開放拠点、自然に恵まれた美しい場所、国際消費センター都市、中国西部地域の金融センターなどを構築するという目標の実現に向けて努力していくことになる。中国新聞社が伝えた。

合意に基づき、双方は今後、次の3方面で協力を展開する。

(1)新エネルギーをめぐる協力を強化する。重慶は三菱商事が成渝(成都市と重慶市)地区の二都市経済圏の建設に参画し、成渝地区二都市経済圏における投資の規模を共同で拡大し、成渝地区二都市経済圏の新エネルギー回廊の建設で協力する。

(2)ビジネス協力を強化する。三菱商事傘下のコンビニチェーン・ローソンは現在、重慶市内に420店舗を開設し、重慶はローソンが引き続き市内での出店計画を拡大することを歓迎する。同時に、三菱商事の貿易ネットワークを利用して、コールドチェーン、食品、コモディティなどの分野の貿易で、重慶を中国西部の中継貿易の中心及び金融決済の中心としていく。

(3)医療・「大健康(健康コンサルティングや公衆衛生サービスを柱とする産業)」コンセプトでの協力を強化する。三菱商事と中国医薬集団(シノファーム)は国薬菱商医療サービス有限公司を設立した。中国医薬集団の重慶での投資配置を通じて、三菱商事と新会社の病院での医療サービス、医療機器、医薬品研究開発、インターネット病院、医療・大健康コンセプトなどにおける優位性を発揮し、双方の協力を増強する。

同委員会の関係責任者は、「重慶は中国西部唯一の直轄市であり、中国西部の中心都市であり、長江上流の経済センターであり、その発展と開放には非常に大きなポテンシャルが秘められている。このたび、双方が戦略的協力合意に調印したことは、重慶と三菱商事の協力がさらに深まったことを示す」と述べた。

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